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東南アジアでラベルエキスポ初開催 リンテックは新製品出品

5月10日から12日までバンコク国際貿易展示場(BITEC)でラベル産業の国際展示会「Label Expo Southeast Asia 2018」が開催された。主催者のターサスが東南アジア地域で同展示会を催すのは初めて。

リンテックでは2016年12月に買収したアメリカでシェア3位のラベル素材メーカー、マックタック・アメリカの一部製品をLMGP(LINTEC MACtac Global Products)ブランドで紹介した。今回、展示された「CHILL AT」はホットメルトタイプの粘着材を使用し、連結、結露面への高い接着性を実現。低温状態の冷凍、冷蔵食品のパッケージや、それらの物流、搬送用の段ボールケースへの貼付に適した低温ラベル素材。また、商品パッケージ向けに幅広い実績を持つ汎用タイプのラベル素材やインクジェットプリンタに対応したOPPフィルムベースのラベル素材も出品した。今年から本格的に拡販を狙う。

「東南アジアは非常に成長著しい。リンテック全体の海外の売上比率でも高い地区。今後も重要な拠点ですし、さらに伸ばしていかないといけない」と吉武正昭執行役員は語る。タイは昨年、製造会社と販売会社を一体化。吉武氏は「よりお客様の期待に応えられ、スピーディーに物が流れる。食品、ヘルスケアにも力を入れていきたい」と期待する。タイの粘着ラベル市場は200憶円程度あると見込み、「売り切れていない市場がまだあり、伸びる余地はある」と10%以上のシェア獲得を目指す。

そのほか、ウシオ電機は印刷用UV-LEDを紹介。塚谷刃物製作所はタイ工場で製作したトムソン刃などを披露した。

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